腰痛の原因をつきとめよう~女性編~
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30代女性、治療を必要とするほどの腰痛経験があると答えた女性が半数以上
腰痛に関する全国調査 – 日本整形外科学会によると、女性では30歳~39歳の間で治療を必要とするほどの腰痛経験があると答えた方が半数を超えました。
私なりに考察してみた原因と、腰痛の原因への対策をまとめてみました。
腰痛になった原因
晩婚化による30代での出産
晩婚化が進み、今や30歳を過ぎてから結婚する方も昔より増えました。
厚生労働省発表の平成28年度 人口動態統計特殊報告 「婚姻に関する統計」の概況によると、昭和50年の男女の結婚平均年齢より平成27年度の平均年齢の方が高くなっていることがわかりました。
女性では昭和50年から平成27年の間で+5.9歳、男性は+5.5歳という結果になりました。
また、昭和50年の時は平均年歳が女性が25.2歳、男性が27.8歳だった事に対して、平成27年度では男女ともに30歳を超えた年齢で結婚している事もわかりました。
そこから結婚式、妊娠、出産と至るわけですが…妊娠中の女性ホルモン「リラキシン」の影響で腰痛が起こりやすくなっている事も考えられます。
女性に特に多いデスクワークによる姿勢不良
仕事でデスクワークが多いため、集中するとつい姿勢が悪くなってしまいがちです。
長時間の同じ姿勢による足のむくみやお尻の痛み、電話を肩に挟みながらのタイピングや重い書類の運搬、パソコンモニターに距離が違い、目線とモニターの高さがあっていないなど様々な要因から姿勢が悪くなり、骨盤が後ろに傾き、猫背やストレートネック、顔が前にでるなどの姿勢になります。
足を組んだり頬杖をつく行為も身体が捻じれてバランスが崩れる原因となりますのでしないように注意しましょう。
するといままでS字を描くようにして体重を支えていた背骨がまっすぐになってしまうので、背中の筋肉が張った状態となります。また、上半身の全体重が腰に負担がかかるため、腰痛が発生しやすくなります。
姿勢不良は肩こりや首の痛み、頭痛やめまいや吐き気まで及ぼすことがありますので、一定の時間で立って肩を回したりお手洗いに行くなどしてリフレッシュをしましょう。
筋力不足による姿勢不良
大人になってから週に2回以上、汗をかく程度の運動を習慣として行っていますか?大人になるとジムやスポーツサークルなどに所属していないとなかなか運動する機会がありませんよね。
先ほどのデスクワークの姿勢不良とも関係があるのですが、姿勢を意識してもすぐに気が抜けてしまう方は、腹筋や背筋の筋力不足という事も考えられます。
うまく力が入らず、意識したほんの一瞬だけ良い姿勢になるけれど、また気付くと力が抜けているという現象です。
特に筋肉量の少ない女性に起こりやすい原因と言えます。
女性に起こりやすい腰痛の対策方法とは?
姿勢をサポートする椅子のクッションを活用する
肩こりや首の痛みまで出てきている方については、椅子に深く座り、背もたれを遣わず骨盤にしっかり上半身の体重を乗せる事を意識した座り方を習慣付ける事がまずは第一歩でしょう。
後ろに傾きがちな骨盤を起こしてくれるような椅子のクッションや、バランスボールのクッションで不安定な状態でバランスを取り筋力をつける方法などもあります。
もちろん仕事に集中できるのが一番ですが、長時間の作業の事を考えると、骨盤を起こしてくれるようなクッションは有効と考えています。
定期的な運動を習慣づける
筋力不足から上半身を支える事ができない原因の1つとされています。
腹筋と背筋のバランスが悪いなども要因の1つですので、定期的な運動で筋力を付けるようにしましょう。
また、運動の前後にはストレッチをしっかり行い、怪我や事故が無いようにしてください。
整体で腰痛の根本を見直す
腰が痛くてまずスポーツが始められないと言う方は、まず腰痛の原因となる部分を整体で見直してみましょう。
身体中にめぐらされている筋膜同士がひっぱりあってしまい、腰に負担がかかり腰痛が発生している事もあります。
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カテゴリ:腰痛
タグ:八王子,整体,筋膜,腰痛,足の痛み
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